サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院

  • 2007.12.05 Wednesday
  • 16:51



SANT DOMIGO DE SILOS


近年、思うところがあって、

冬のイスパニアへ。

不思議な時間の流れを彷徨(さまよ)ってきた

放浪人の心境です。



サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院。

一日に、わずかに夕刻の一便だけという

頼りなげなバスのダイヤを信じて

イベリア半島北部の広大な台地を走り抜け、

そして辿り着いた先が、

グレゴリオ聖歌の故里、

ロマネスク回廊建築の粋、

サント・ドミンゴ・デ・シロス Santo Domingo de Silos




修道院は、

石の壁のあちこちが崩れかけた

谷間の農地集落の要(かなめ)として、

ひっそりと現代の、

標高1200mの山間(やまあい)に

息付いていました。








早朝7時の聖務(日課)。

厳冬の凍てつく寒さのこの村に、

この時期、訪ねる旅人は稀。

いくつかの巡礼宿は

重い木の扉を、堅固に閉ざしたままです。

ほとんど闇としかいいようのない

冷え切った聖堂の

木製の長椅子に

わずか5人ほどの信者と参列者。

ひとことの序章もなしに、

身を固くしてしまうほどの静寂のうちに、

修道士が唱え始める

グレゴリオの祈り・・・・。




夢だったのだろうか・・・、

中世からの時間が、ロマネスクの回廊に

音もなく佇んでしました。

まるで

寸分の違いもなく連綿と繰り返される

修道士たちの「日課」の他、

この世にはすべて、

なにも存在しなかった、かのように。








>>>Santo Domingo de Silos サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院




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