「ありがとう」の本

  • 2007.02.17 Saturday
  • 12:19





日本語はほんとうに難しい言語だと思います。
道行くひとをよびかけようにも、Hey! You! なんてがらっぱちな言い回しでは世間がゆるしません。

あなた、そこのヒト、なんてのも変。
きみ、きみ、なんていう言い回しには尊大な感じもあるし30年は早い。
イタリアではシニョーラ!ですむところを、日本語になおして

「おばさん!」

と言うとあとがこわい。


ありがとう、の表現もとてもむずかしいものです。
ありがとうございます、
どうもありがとう、
あんがと。
どうもすみません、すいませーん。
どうも、どもども、どうもネ。
どうもデス。


連休をはさんでの東京出張。デザイナーのM氏の事務所を訪ねてきました。
2年前にJAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)で主催したフォーラムの講師としてお招きして、2年近くたってようやく実現できたお礼の訪問です。

もともとはグラフィックのご出身なのが、今では家具、インテリア、ホテル、それに九州新幹線の車両まで、そして乗務員の制服までもデザインされているスーパーデザイナーです。

ぽっと出の私としては、中庭を見おろす事務所のテーブルでひたすら小さくなって感謝の言葉をのべるわけです。
そんなこちらの気持ちをやわらげてくれるように、、
こちらの顔をのぞきこむような好奇心いっぱいのやさしい笑顔。
かちこちの私もいつしか、エスプレッソをいただきつつ心はなごみ、美しいアトリエの色彩がようやく冷静に風景として捉えられるまでになれました。


そして訪問がおわっての帰りに、プレゼントとして手渡されたのが
この本です。

「ありがとう」の本。

世界中からあつめた77の言語で「ありがとう」を綴った本です。

(著者 こたすぎ/吉備人出版 TEL086-235-3456)


生んでくれてありがとう、
ある名もない女性の誕生から老いるまでの一生が、たくさんのありがとうを添えて、一編のうつくしい物語になっています。

おとうさん、おかあさんの愛、恋人との出会い、結婚、子供の誕生、ペットたちとの出会いと別れ、老い・・・。

すばらしい本です。

ありがとう、の気持ちをお伝えしに九州からでかけていった私は
その何倍ものありがとうを一杯にいただいて帰ることになりました。

人との出会いというのはこんなにも素晴らしいものだったのですね。ゆたかな・・・ほんとうに全部が夢のようないい時間でした。




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